J-CD DAY AFTER DAY インタビュー



―――BEAT CRUSADERSが両A面シングル
「DAY AFTER DAY/SOLITAIRE」を発表しました。
2曲とも彼ららしいタイトなビートナンバーですが、
どこかセンチメンタルなムードも漂っています。


ヒ:忙しさのストレスをどう発散しようか考えた結果、
すげえ速い曲作ろうと思って
2ビートでドカドカやれば
ストレスがボーンと発散するんじゃないかな、と思ったんですよね。

そしたらドラムのマシータが脚を故障したんです、結局(笑)
その度重なるツアーと、合間のレコーディングで
しかもなおかつ速い曲だったから
悩み苦しんでる感じがね、凄い自分でも出てる。
わかるんですよね。

人生いいこともありゃ、悪いこともある
みたいなことを歌ってるんですけど
よくよく考えると、それは自分に歌ってるんですよね。


―――もう1つ、別の理由もあるそうです。

ヒ:2006年迎えてみたら、結構ね、
ギターバンドみんな暗いんです。
例えばASIAN KANG-FU GENERATIONの「ファンクラブ」
あとはストレイテナーの・・・えーなんでしたっけ


―――「Dear Deadman」ですよ、ヒダカさん

ヒ:はい、ストレイテナーの「Dear Deadman」
今んとこから使ってくださいね。ははは(笑)
みんなね、やっぱ暗いんですよね。
でも内容はすごくいいんですよ。
おこがましいですけど、
今回の我々のシングル、共通してよかったな、と。


―――それはどういうことなんでしょうか。

ヒ:夏フェスがわりとピークを迎えたじゃないですか。
で、今年ももちろん盛り上がると思うんですけど、
「このまま浮かれてちゃいかん!」と思った感じですね。
そこの恐怖に対して歌ったり、
音を奏でてる感じは凄いして。

あと1番感じたのは、その脚ケガして苦しんでるマシータを
救えない俺たちが、1万人、2万人の前で演奏して、
その人たちをハッピーにしても
あんまり意味ないないと思ったんですよね。


―――BEAT CRUSADERSは続けて5月に
オルガンをメインにしたインストバンド「YOUR SONG IS GOOD」との
共演ミニアルバムを発表します。
逆にこちらは、とにかく明るい内容になっています。


ヒ:ずっと1時間ぐらいドリフの話してるとか
なかなか作業に入んないって怒られたりして。
なんかね、久し振りに部活っぽい感じで音楽がやれたんですよね。
「こんなフレーズどう?」「あんなフレーズどう?」っていうのと同じレベルで
「あのテレビおもしろかったね」「あのお笑いおもしろかったね」っていう

なんかこれに味を占めて、いろんな人とコラボっていこうかな、と。
媒介となれた感じがするんですよね。
お面のちょっと変わった、でもおもしろい音楽をやってるバンドって
認知してくれたことによって
もっとりおんなもん紹介できるんじゃないかな、と。


―――自分達だけではなく、シーン全体の盛り上がりまで考えてしまうヒダカトオル。
どうやた彼は実はとってもいい人のようです。


ヒ:エディターっぽいんですよね、DJとか。
そのなんか、ミックステープを作る感じに近いんですよね。
基本的に別に自分が天才だから音楽やってるわけじゃないんですよね。
音楽がただ好きなだけなんです。
もともとのバンドの成り立ち、有り様っていうのかな。
大きな音でみんなで歌って踊ろうっていうことだったと思うんですよね。
モッシュやダイブっていうものに今寄っちゃってますけど。

そこは賛否は別に自分たちは特にないんですけども。
もっと単純に、身体動かして、踊って騒ごう。
基本を今凄いみんな忘れ過ぎなような気が凄いするんですよね。
そこにおいて、ルックスってあんまり関係ないし
そのためのお面だと凄い自分でも思ってるんで、
あの、早く、BEAT CRUSADERSをコピーする前に
お面をまずコピーしてほしいですね、若者達に(笑)
犯罪には使わないで下さいね。ははは(笑)